2025年
ホールライブ
Live
新百合トウェンティワンホール
しんゆりJAZZストリーム DAY 2 acustica/伊藤君子/鈴木良雄オールスターバンド
二本の弦楽器とパーカッションユニット「acustica」、ジャズ・ヴォーカルの至宝 伊藤君子、そして日本ジャズ界のリーダー、〈チンさん〉こと鈴木良雄オールスターバンドという豪華3バンドの競演をお楽しみください。
開催日 | 2025年10月12日(日) |
---|---|
時間 | 開演16:00(開場15:00) |
会場 | 新百合トウェンティワンホール 会場アクセス |
チケット |
テーブル席(指定席)5,500円 後方階段席(自由席・飲食不可)4,000円 しんゆりJAZZストリーム2DAYSセット(テーブル席)10,000円 ※未就学児入場不可 ※ドリンク、おつまみの販売があります ※後方階段席は、飲食不可のお席となります 7月18日(金)午前10時よりかわさきジャズチケットオンライン会員先行発売 |
出演者 | 16:00~ acustica(アクースティカ) :小沼ようすけ(g)×宮地遼(b)×Kan(Per) 17:05~ 伊藤君子(vo)、鈴木瑶子(p)、坂井紅介(b)、濱田省吾(dr) 18:10~ 鈴木良雄(B)オールスターバンド:峰厚介(Sax)山本剛(P)村上寛(Ds) |
主催 | かわさきジャズ実行委員会、川崎市 |
acustica
伊藤君子
鈴木瑶子
坂井紅介
濱田省吾
鈴木良雄
峰 厚介
山本 剛
村上 寛
-
acustica(小沼ようすけ×宮地 遼×Kan)
日本のジャズシーンを牽引するベーシスト宮地遼が盟友パーカッショニストKan、日本のトップジャズギタリス ト 小沼ようすけと共に立ち上げた新プロジェクト"acustica" ! 宮地、小沼の暖かくも超絶な弦楽器サウンドに、 Kan の躍動感のあるパーカッションのリズムがエナジーを注いだオーガニックかつドラマチックな音楽を奏でているバンド 。2025年1月に、バンドにとって一つ目のアルバム”acustica”をMoCloud Music よりリリース。
小沼ようすけ (Yosuke Onuma):ギター
秋田県出身。14歳でギターを始め、1999年ギブソンジャズギターコンペ優勝。2001年にソニーミュージックからデビューし、国内外で10枚以上のリーダー作を発表。グアドループの民族音楽「グオッカ」を取り入れた「Jam Ka」シリーズで独自の音楽を展開し、Blue Note NYやJava Jazzなどに出演。世界各地で演奏を重ね、国境を越えたサウンドを追求。2023年、初のソロギターアルバム『Your Smile』を発表。現在も精力的に活動中。
https://linktr.ee/yosukeonuma
宮地 遼 (Ryo Miyachi):ベース
1994年生まれ。ベーシスト/作曲家。楽器ブランド「Collectera」共同創設者。
2014年より4年間をニューヨークで過ごし、多様な音楽シーンから強い影響を受ける。帰国後は、コンテンポラリージャズやブラジル音楽を軸に、ジャンルを超えて活躍するオールラウンドなベーシストとして、2018年より日本を拠点に活動中。これまでに、小沼ようすけ、Nir Felder、小曽根真、Edu Ribeiro、André Mehmari、曽根麻央、長谷川白紙など、国内外の著名アーティストと多数共演。
また、自身のバンド “the KuJenger” では、Square Enixとのコラボレーション動画企画”Lounge Jam”や、イタリアのUmbria Jazz Festival出演など、国際的な活動も展開。バンドとしての音楽制作も行い、アルバム 『now it is』 をReBornWood Label よりリリース中。
KAN (Kan):パーカッション
大阪出身のマルチパーカッショニスト。中学で打楽器を始め、仙道さおり氏に師事。渡米後、ニューヨークやボストンで学び、バークリー音楽大学を卒業。国内外で幅広く活動し、ブルーノート東京やヨーロッパツアーに出演。参加作品が第63回グラミー賞にノミネートされるなど高評価を得る。現在は東京を拠点に、世界を舞台に演奏活動を展開中。 -
伊藤君子 (Kimiko Itoh):ヴォーカル
香川県小豆島生まれ。4歳の時、ラジオから流れる美空ひばりの歌声に魅せられ、歌手を目指す。 1982年、アルバム「バードランド(THE BIRDLAND)」でレコード・デビュー。 これまで20枚のアルバムを発売、数々の受賞歴に輝く日本を代表するジャズ・シンガー。活動の場は日本にとどまらず海外にも及ぶ。1989年にはソニー・ミュージックから発売されたアルバム「フォロー・ミー」(FOLLOW ME)がアメリカの「ラジオ&レコード誌」で16位にチャートインするという日本人初の快挙を成し遂げている。1997年には小曽根真とのデュオでスイスの「モントルー・ジャズ・フェスティバル」(ライヴが発売中)に出演、2004年には小曽根真をプロデューサーに迎え、ビッグ・バンド(ノー・ネーム・ホーセズ)との共演アルバム「一度恋をしたら」を発表、同年には、押井守監督の映画『イノセンス』の挿入歌に「フォロー・ミー」が採用され、映画用に新たに録音が行われた。2007年には津軽弁でジャズを歌った「津軽弁ジャズ~ジャズだが?ジャズだじゃ!」を発表(2015年に第2弾アルバムを発売)した。ライヴ活動では、パリ、ローマ、セネガルの各国をはじめ、その他のヨーロッパ、アジア諸国で公演を行なうなど、新しい挑戦を続けて来た。2017年5月には歌手への道を選ぶキッカケとなった美空ひばりへのトリビュート盤「Kimiko Itoh sings HIBARI~伊藤君子、ひばりを歌う」を日本コロムビアより、2025年には通算で20枚目のアルバムとなる「Memories」をポニーキャニオンより発売した。近年も精力的な演奏活動と共に、後進の指導にも時間を割くなど、日本のジャズ・ヴォーカルの「至宝」としてその存在感は増すばかりである。
-
鈴木瑶子 (Yoko Suzuki):ピアノ
横浜出身のジャズピアニストであり、作編曲家。 国立音楽大学ジャズ専修を卒業後、バークリ ー音楽大学首席卒業。ジャズピアノを小曽根真、塩谷哲、Tim Rayに、ジャズ作曲をGreg Hopkins、Bob Pilkington、Ayn Insertoに師事。在学中、小曽根真率いるJFC all-star big bandに演奏者及び作曲者として参加し、東京JAZZに出演。
2021年、ASCAP主催のHerb Alpert Young Jazz Composer Awardを受賞。同年、小曽根真 Featuring No Name Horsesの公演"Tribute to Chick Corea“において、編曲者及び演奏者とし て出演。 2023年、第41回浅草JAZZコンテストにおいて、バンド部門グランプリ、及び浅草JAZZ賞(観覧者投票第一位)を受賞。 2024年11月に1st Album 「Paths Intertwined」を発表し、自身のトリ オで初の日本ツアーを行う。また、同年、台湾のアーティストDebby Wang "DAT Quartet"として台湾・ヨーロッパツアーに参加。2025年7月には、全曲オリジナルによるアルバム「umi」をリリース。
東京近郊での演奏活動を中心に、チューバ四重奏ユニットTubassadorsに楽曲提供するなど、 室内楽からビッグバンドまで幅広く作編曲家としても国内外で活動中。 小曽根真、伊藤君子、坂井紅介、井上陽介、須川崇志、金子健、Ema、右近健一(劇団「新感 線」)、こだま愛(元宝塚トップ娘役)などと共演経験がある。(敬称略) -
坂井紅介 (Benisuke Sakai):ベース
幅広い音楽性を持ち、演奏の場は国内にとどまらず、欧米、アジア、アフリカにも及んでいる。自己のグループによるコンサート(1993年、名古屋芸術創造センター、2000年、カザルスホール)、国内外のトップ・ミュージシャンとの共演(ハンク・ジョーンズ、ジョー・ヘンダーソン、ヘレン・メリル、ミシェル・ルグラン、エグベルト・ジスモンティ、スティーヴ・ガッド、日野元彦など)に加え、映画、TV、舞踏などに作・編曲を提供するなど活動の範囲は広い。1997年5月、全曲オリジナルのリーダー・アルバム「TRIP」を発表。現在は自己のグループや、ソロ・ベース活動の他、井上淑彦FUSE、土岐英史、伊藤君子、海老沢一博KEEP GOINGなどのステージで活躍中。
-
濱田省吾 (Shogo Hamada):ドラム
1993年山口県生まれ。2012年に国立音楽大学ジャズ専修へ入学、ドラムを高橋徹、神保彰に師事。2016年春に同大学を卒業。第33回浅草ジャズコンテストにてグランプリを受賞。数々のCM音楽の他、スヌーピーミュージアム館内の音楽、さかなクンのショートフィルムの音楽に参加。2024年3月自己のグループである濱田省吾QUINTETでNHK-FM特番「JAZZライブspot」に出演し好評を得る。現在は濱田省吾QUINTETの他、伊藤君子(vo)、井上陽介(b)、池田篤(as)、海野雅威(p)、本川悠平(b)、宮里陽太(as)のグループに参加。
-
鈴木良雄 (Yoshio Suzuki):ベース
1946年長野県木曽福島生まれ。音楽家の両親の下、幼少の頃からバイオリン・ピアノに親しむ。
早大モダンジャズ研究会ではピアノを担当。卒業後、渡辺貞夫に師事。彼のバンドへの誘いもあってベースに転向。1969年~73年の間、渡辺貞夫、菊池雅章のグループで活躍。73年渡米し、74年スタン・ゲッツ・グループ74~76年アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのレギュラーベーシストとして活躍。
1985年帰国後、自己のグループMATSURI、1993年にEAST BOUNCEを結成。
2001年に新グループBASS TALKを結成、2007年、新譜「Love Letter」リリース。
2008年3月には草月ホールでBASS TALKの集大成としてのコンサートを開き、全国65ヶ所に及ぶ「Love Letter」プロモーションツアーを行った。
2009年10月にはベーシストデビュー40周年を記念してケイ・赤城、秋吉敏子、小曽根真、イサオササキ,野力奏一、山本剛という6人のピアニストとのDUOのCD「My Dear Pianists」をリリース。2月には紀尾井ホールでコンサートを開く
2010年1月に南里文雄賞を受賞。
2011年6月にギターリスト増尾好秋とのDUOアルバムを発表し日本全国70か所に及ぶツアーを行う。
2012年6月にはBASS TALKの新譜「Dancing Luna」をリリース、白寿ホールで発売記念コンサートを開く。
2008年2月に若者たちとのバンドGENERATION GAPを結成。2015年3月にファーストアルバム「Generation Gap」をリリース。同3月22日、モーション・ブルー・ヨコハマで和太鼓と共にCD発売記念ライブを開催。
2016年竹書房よりジャズ入門書「人生が変わる55のジャズ名盤入門」を出版、大好評を得る。
2019年3月に6年ぶりのBASS TALKの新譜「Beyond the Forest」リリース。 5月にHAKUJU HALLでコンサートを開く。
現在は2019年に結成した新グループTHE BLENDの活動を本格化し新たなる音宇宙への挑戦を続けている。2022年4月には新譜「Five Dance」をリリース。
2022年度の日本ジャズ音楽協会による「ジャズ大賞」受賞。
2024年月にはリットーミュージックより自伝本「死ぬまでジャズ」出版。
2025年6月、THE BLENDの第2弾「EXPECTATION」をリリース。鈴木良雄ワールドが進化を続ける。
‘チンさん’のニックネームでミュージシャン・ファンから親しまれ、日本ジャズ界のリーダー的存在である。 -
峰 厚介 (Kosuke Mine):サックス
1944年2月6日東京生まれ。
中学時代ブラスバンド部に入りクラリネットを吹き始める。
17才頃にはクラリネットでバンドのアルバイトを始め、この頃よりアルト・サックスも吹き始める。
高校2年の頃、ジャズ喫茶でレコードを聴いたのがジャズとの出会いである。
1963年にジャズバンドに入りジャズクラブで演奏を始め、1969年にピアニスト菊地雅章に見出され彼のバンドに入団、解散する1973年まで在籍する。
1970年には初のリーダーアルバム「MINE」を発表する。
この年、スィング・ジャーナル誌の読者人気投票アルト・サックス部門で、渡辺貞夫に次ぐ第2位となり新人アルト・プレイヤーとして注目を集める。
1971年にはピアノのMal Waldronの日本公演、及びライブ・レコーディングに参加、また菊地雅章とJoe Hendersonのコンサートにも参加する。
この年よりテナー・サックスも吹き始める。
1973年、菊地雅章バンド解散後、ニューヨークに渡り2年間滞在する。
この期間にも一時帰国して、菊地雅章のコンサートに出演し、自己のアルバム・レコーディングも行うなど活動を続ける。
1975年に帰国後、すぐに自己のグループを結成して演奏活動を開始、1976年にはGil Evansオーケストラの日本公演に、アルトプレイヤーとして参加する。
1978年には本田竹広らとネイティブ・サンを結成しコンサート、アルバム制作(計8枚)など精力的な活動でジャズ・フュージョングループとして人気を博す。
1983年、同グループでサンパウロ(ブラジル),モントルゥー(スイス)のジャズ・フェスティバルに出演、ニューヨークのクラブでもライブを行う。
その後、板橋文夫、井野信義、村上 寛の3人と結成したFour Soundや富樫雅彦のJ.J Spiritsなどを経て、1992年自己のリーダー・グループ「峰クィンテット」を結成、1993年にはこのグループによる久々のリーダーアルバム「Major to Minor」を出し、この年のスィング・ジャーナル誌ジャズディスク大賞の日本ジャズ賞を受賞する。
1996年には同グループでニューヨークのクラブ「バードランド」に出演、1997年には同グループ3枚目のアルバム「Balancez」を出す。2004年には渋谷 毅、林 栄一を迎えリーダー作「Rendezvous」を発表する。
2008年には峰クィンテットを解散して新たに「峰カルテット」を結成し、2011年には新作CD「With Your Soul」を発売する。
現在、自己のグループ以外にも渋谷 毅オーケストラをはじめ、数多くのセッションに参加している。
リーダー・アルバム以外のレコーディングでは菊地雅章、Mal Waldron、渡辺貞夫、日野皓正、富樫雅彦、渋谷 毅オーケストラやNative Son、 Four Sounds などを含め40枚以上のセッションに参加している。 -
山本 剛 (Tsuyoshi Yamamoto):ピアノ
1948年3月23日、新潟県佐渡郡相川町に生まれる。
すぐに佐渡島より新潟に移り、小学生の頃からピアノを弾き始める。
高校生時代、アート・ブレーキーとジャズ・メッセンジャーズの生演奏の虜となりジャズ・ピアノを独学で習得する。
日本大学経済学部に入学するが、その時の選伐で世田谷校と三島校があったが、田舎から出てきたばかりで土地がわからずに世田谷は東京の外れにあると思っていたので、思わず三島校を希望してしまい、一年間は静岡県の三島で下宿生活をしましたが、私の音楽人生で多大な影響を与えた時期でした。
その後、妹が国立音楽大学に在学していた為、多摩地区の東中神にも住んでいました。そして千駄ヶ谷、仙台坂と現在は芝公園に移り住んでいます。
1967年、日本大学在学中、19才でプロ入り。ミッキー・カーティスのグループを振り出しに英国~欧州各国を楽遊。
1974年、レコード・デビュー(「ミッドナイト・シュガー」TBM)。スケールの大きなブルース・フィーリングとスイングするピアノがファンの注目を集め、続く「ミスティ」(TBM)が大ヒット、以後レコード各社より数多くのリーダー・アルバム、共演アルバムを発表、人気ピアニストの地位を確立する。
1977年、アメリカ、サンフランシスコ、モンテレー・ジャズ・フェスティヴァル出演。
1979年、スイス、モントルー・ジャズ・フェスティヴァル出演。大好評を得、その後渡米、1年間ニューヨークで音楽活動を行う。
帰国後は、六本木のライヴ・ハウス"ミスティー"でハウス・ピアニストとして活動を再開。 笠井紀美子、安田南等ヴォーカリスト達と共演する一方、ディジー・ガレスピー、カーメン・マックレイ、サム・ジョーンズ、ビリー・ヒギンズ、エルビン・ジョーンズ、ソニー・スティット、スティーヴ・ガッド、エディー・ゴメスetc. 多数の本場ミュージシャンと共演。
その間、英国のバタシー・パーク・ジャズ・フェスティヴァル、ニューヨーク独立記念日ジャズ・フェスティヴァル、コンコード・ジャズ・フェスティヴァル等に出演。
TV番組「リュウズ・バー(村上龍構成、出演)」の音楽を担当するなど各方面で活躍。 -
村上 寛 (Hiroshi Murakami):ドラム
1948年3月14日 東京生まれ。67年 本田竹広(p)トリオで活動を始める。70年 伝説の菊地雅章6に参加。71年 菊地雅章、ゲイリー・ピーコックとのトリオ。レコードリリース。72年 絶頂期の渡辺貞夫カルテットに参加。
73年 菊地雅章クインテットに参加。その間、マル・ウォルドロン、ジョー・ヘン ダーソン、山本邦山など、内外のミュージシャンとのアルバムで共演。73年~75年 渡米。帰国後渡辺貞夫の全国ツアーに参加。78年 初リーダーアルバム『Dancing Sphinx』をリリース。78年~81年、フュージョン・シーン最高のバンド、ネイティブ・サンで活動。「ネイティブ・サン」「サバンナ・ホットライン」の大ヒット・アルバムなど5枚のアルバムをリリース。84年 ザ・カルテットで活動。レコードリリース。89年 フォー・サウンズ結成。2枚のアルバムを残す。(プロデューサーも兼ねる)94年 インドのJAZZ YATORAに自己のグループで出演。
97年 NHK-BSジャズ喫茶のレギュラー・ドラマーとして、2年間出演。97年~2001年 ケイ赤城トリオで活動。06年 リーダー・アルバム「Vivo!」をリリース。
現在 自己のグループ、他セッション等で活動中。