2021年
ライブ(有料コンサート)
Live
ラゾーナ川崎プラザソル
JAZZ 70+~ジャズの神髄
70代半ばを迎えた今もジャズ・シーンの中心で活躍する3人のミュージシャンたち。長いキャリアを通して「自らの音世界」を大切に育んで来た3人のコラボレーション。それは芳醇なワインを味わうのに似た至福のひと時。
開催日 | 2021年11月11日(木) |
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時間 | 開演 15:00(開場14:30)※終演 17:00頃予定 |
会場 | ラゾーナ川崎プラザソル 会場アクセス |
チケット | 全席指定席 4,000円 |
出演者 |
鈴木良雄(b)、伊藤君子(vo)、山本剛(p) |
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鈴木良雄 -
伊藤君子 -
山本剛
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鈴木良雄 (Yoshio "CHIN" Suzuki):ベーシスト
1946年長野県木曽福島生まれ。早稲田大学文学部卒。早大モダンジャズ研究会ではピアノを担当し、卒業後は渡辺貞夫に師事。彼のバンドへの誘いもあってベースに転向し、73年に渡米。スタン・ゲッツ・グループやアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのレギュラーベーシストとして活躍。同時にクラシック作曲法を学び、ジャズのフィーリング、クラシックの素養、日本人としての感性をミックスさせた独自の世界を築く。85年には再び日本に活動拠点を移し、93年にEAST BOUNCEを結成。アルバム「Kisses on the Wind」をリリース。その中の「Somewhere I Never Travelled」がニューヨークのCD101.9FMで頻繁にON AIRされたことで全米デビューも果たしている。2001年にはBASS TALKを結成し、2004年10月には「MOON AND BREEZE」を発表。11月には草月ホールでその発売記念及びデビュー35周年記念コンサートを開催。以降も海外ジャズ・フェスティバルへの出演やレーベルの発足、新作リリースなど精力的に活動を続け、2010年には南里文雄賞を受賞。2016年には竹書房よりジャズ入門書「人生が変わる55のジャズ名盤入門」を出版し大好評を得る。2019年をもって19年続いたBASS TALKを解散。現在はTHE BLENDとしての活動を本格化させ、新たなる音宇宙への挑戦を続けている。2020年4月には、長年コンビを組んできた山本剛(p)とのDUOアルバムがDAYS OF DELIGHTレーベルより発売。「チンさん」のニックネームでミュージシャン・ファンから親しまれる、日本ジャズ界のリーダー的存在。 -
伊藤君子 (Kimiko Itoh):ヴォーカリスト
香川県小豆島生まれ。4歳の時、ラジオから流れる美空ひばりの歌声に魅せられ歌手を目指し、1982年にアルバム「バードランド(THE BIRDLAND)」でデビュー。 これまで17枚のアルバムを発売、数々の受賞歴に輝く日本を代表するジャズ・シンガー。活動の場は日本にとどまらず海外にも及ぶ。1989年にはソニー・ミュージックから発売されたアルバムがアメリカの「ラジオ&レコード誌」で16位にチャートインするという日本人初の快挙を成し遂げている。1997年には小曽根真とのデュオでスイス・モントルーの「モントルー・ジャズ・フェスティバル」に出演(ライヴ録音盤が発売中)、2010年には、パリ、ローマ、セネガルで公演、その他にもヨーロッパ、アジア諸国で公演を行っている。最新アルバムは2017年5月に日本コロムビアより発売された「Kimiko Itoh sings HIBARI~伊藤君子、ひばりを歌う」。近年も精力的な演奏活動と共に、後進の指導にも時間を割くなど、日本のジャズ・ヴォーカルの「至宝」としてその存在感は増すばかりである。 -
山本剛 (Tsuyoshi Yamamoto):ピアニスト
1948年3月23日、新潟県佐渡郡相川町生まれ。すぐに佐渡島より新潟に移り、小学生の頃からピアノを弾き始める。
高校生時代、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズの生演奏の虜となりジャズ・ピアノを独学で習得。1967年、日本大学在学中、19歳でプロとしての活動を開始、ミッキー・カーティスのグループの一員として英国をはじめ欧州各国を演奏旅行。1974年にはデビュー・アルバム「ミッドナイト・シュガー」を発表。スケールの大きなブルース・フィーリングとスウィングするピアノがファンの注目を集め、続く「ミスティ」も大ヒット。以降、レコード各社より数多くのリーダー作や共演アルバムを発表、人気ピアニストとしての地位を確立する。
1977年にはアメリカ西海岸のモンタレー・ジャズ・フェスティバル、1979年にはスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演し、大好評を博す。その後、渡米し1年間ニューヨークで音楽活動を行い、帰国後は六本木のジャズ・クラブ「ミスティ」のハウス・ピアニストとして活動を再開。笠井紀美子、安田南などのヴォーカリストたちと共演する一方、ディジー・ガレスピー、カーメン・マクレエ、サム・ジョーンズ、ビリー・ヒギンズ、エルビン・ジョーンズ、ソニー・スティット、スティーヴ・ガッド、エディ・ゴメスら多数の本場ミュージシャンと共演。その間にも欧米のジャズ・フェスティバルなどに出演を果たしている。TV番組「RYU’S BAR」(村上龍構成・出演)の音楽を担当するなど多方面で活躍。最近はオーディオ・ファンとの交流機会も増え、意欲的なアルバム制作を続けている。