9月18日に開催したJAPAN JAZZ POP PIANO COMPETITION WINNERS GALA CONCERTでは、16，17日の審査会で銅賞から金賞を受賞された皆さんが演奏し、その中からグランプリが発表されました。ジャズ部門のグランプリに輝いたのは、カプースチン作曲「8つの演奏会用エチュード　作品40」から《フィナーレ》を演奏した小学4年生の天野薫さん。すでにクラシックでは国際コンクールでも受賞歴があり、5月にデビューリサイタルも行っているスーパーキッズですが、ジャズでも素晴らしい技術と堂々とした演奏で圧倒しました。演奏後のインタビューでは、将来はアンドラーシュ・シフのようなピアニストになりたいという夢を語ってくれました。
そして、ポップ部門のグランプリに輝いたのは、オリジナル曲「ありがとう」を演奏した大塚恵美さん。繊細で情感のこもった旋律がホールのすみずみまで響き、心を動かされました。実は、大塚さんは昨年のかわさきジャズに出演予定でしたが台風のため残念ながら中止に。そのときの悔しい気持ちがあったことから今年このコンペティションに応募し、そして見事グランプリを受賞されました。

多くの実力あるピアニストたちが集い、非常にレベルの高い個性豊かな演奏を聴かせてくださいました。客席からも盛大な拍手が贈られました。
受賞者の皆さん、おめでとうございました！

その他の賞については、コンペティションの公式ホームページからご覧ください。
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